写真はもっと、綺麗にできる!
〜デジカメ写真特集・後編〜

お待たせしました! 後編をお送りします

Vol.104にて前編をお送りしたデジカメ写真特集、今回はその後編をお送りします(前編はこちらからお読みいただけます)。都合により配信に間があいてしまい、大変申し訳ございませんでした。今回はあらためて、デジカメ写真ソフト「ACDSee Pro 2」に搭載されている「RAW現像機能」についてご紹介しようと思います。
せっかく写真を撮るのなら、できる限り美しく残しておきたいと思うものですよね。暗く写ってしまった写真なども、RAWデータから自分で「現像」すれば、思い通りに調整する事ができます。

「RAW現像」とはなんぞや?

いきなり「RAW現像」とか「RAWデータ」とか専門用語で言われてもわからないし、第一、デジカメなのに「現像」っていったい何の冗談だと思われるかも知れませんね。
現像というと、フィルムを写真屋さんに持ち込んでやってもらうか、または暗室で作業している様子を想像しますが、デジカメにおける「現像」は、撮影時に内部の画像センサーに記録されたデータを、デジカメ写真で一般的に使われているJPEG(ジェイペグ)などの形式に変換する作業の事を指します。デジカメの画像センサーは「光の強弱」のみを記録するので、実際に写真にするためにはこうして変換をしてやらないといけません。言ってしまえばデジカメは「カメラの中で現像をしている」のです。こう聞くとすごいですね。
さて、この変換される前のデータの事をRAW(ロー)データと呼びます。RAWとは「生の」「未加工・未処理の」を指すので、つまり「元のままのデータ」という意味です。デジタル一眼レフカメラや、高性能なコンパクトデジカメでは、デジカメ内部での処理を行わず、RAWデータとしてそのまま保存する事ができます。 ACDSee Pro 2の「RAW現像機能」は、そんなRAWデータの現像処理をパソコンの上で行えます。RAWデータはデジカメの画像センサーのデータそのものなので、カメラによって性質も形式もまるでバラバラですが、ACDSee Pro 2は数多くの機種に対応しています(対応しているRAWデータの形式はこちらのWebページでご確認ください)。

画面

「ACDSee Pro 2」でRAW現像をしている様子。左側の編集パネルから露出や色合いの変更ができます。
※画像をクリックすると拡大画像を表示します。

それでは、なぜわざわざカメラでできる現像を手作業で行うのでしょうか。RAW現像の最大の魅力は、「デジカメにお任せ」するのではなく、デジカメの性能を最大限に引き出した高画質なデータを、自分好みに調整できるところです。いったんJPEGにしてしまった写真は、変換される過程でどうしても画質が劣化し、もともと持っていた情報を失ってしまいます。「完成後」の形式としては優れているJPEGですが、大胆な補正をかけると画質の劣化がひどくなり、補正をかける前より汚くなってしまう事もあります。
その点、RAW現像だと、元のデータがそのまま残っているので、露出(明るさの調整)、ホワイトバランス(自然な色合いに調整)の変更などの大胆な補正をかけても、画質の劣化を最低限に抑える事ができ、思い通りに写真を完成させられます。写真の補正というと「失敗写真の救済」という印象を強く持っている方もいますが、RAW現像の場合は「直す」というよりは「仕上げる」という表現がぴったりです。
この機会に、もう一歩踏み込んだ「デジカメ写真」作りをしてみませんか?

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編集後記

「海を見に行きたい」などと言いつつ、先週末は山まで天体観測に行ってきました。幸いにして天候にも恵まれ、視界いっぱいに広がる星空を見られました。その様子はまさに「星の海」。夜空を横切る天の川、尾を引いて落ちてくる流れ星、そして望遠鏡の向こう側に見える星雲……何万年もの時間をかけて到達した星々のきらめきには、人の心をとらえてやまない何かがきっとあります。また、昼の間は山の自然に触れてきました。猛暑の続く平地とは違って、山の上はややもすると肌寒いほどでした。日頃の運動不足解消にはもってこいですし、たまには山登りというのもいいものですよ。
……ただ、天体観測を行うつもりなら、冬服の準備をお忘れなく。山の夜は夏でも冷え込みが激しいので、油断すると寒さに震える事になります。

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